【ビックカメラ】せどりに相性の良い株主優待

せどりに相性のよい株主優待について解説します。

第3回目はビックカメラです。

ビックカメラは都市部のターミナル駅周辺で大型店舗を展開しています。
2010年に「ソフマップ」、2012年に「コジマ」を傘下に収めまています。
2020年8月期の売上高は8,237億円(コジマの業績も含む)
家電量販店の中で2位となります。

ビックカメラの企業情報(21/01/29 15:00時点)

業種小売業
コード3048
市場東証1部
権利確定月2月末,8月末
株価1,130
必要枚数100株
最低投資金額11万3000円
配当利回り1.33%
予想PER(株価収益率)25.17倍
実績PBR(株価純資産倍率)1.45倍

PER(株価収益率)とは

PER(倍) = 株価 ÷ 1株当たり利益(EPS)

PER(株価収益率)は、株価を1株あたり純利益で割って求めます。
「1株当たり利益(EPS)」は、実績値より予測値を用いています。
株価収益率は、その時点での株価がEPS(1株当たり利益)の何倍なのかを示しています。
株価収益率は、会社の利益に対して、現在の株価が割高か割安かを表しています。

PBR(株価純資産倍率)とは

PBR(倍) = 株価 ÷ BPS(1株あたり純資産)

PBR(株価純資産倍率)は、株価を1株あたりの純資産額で割って求めます。
PBRを見れば、会社の資産に対して株価が高いか安いかを判断できます。

PBRという指標は『PBR=1倍』というのが評価基準になります。
もし仮に、PBRが1以下の株式会社が解散した場合には、株主が儲かる計算になるからです。

株主優待情報

ビックカメラお買い物優待券

ビックカメラの株主優待は、毎年3月 9月末時点の株主に実施されており、「お買い物優待券」が贈呈される。

8月株主優待

優待内容(優待割引券)優待獲得株数
1枚 :1,000円相当100株以上
2枚 :2,000円相当500株以上
5枚:5,000円相当1,000株以上
25枚:25,000円相当10,000株以上
※1年以上2年未満継続保有(株主名簿に連続3回以上5回未満記載)の株主には1枚、2年以上継続保有(連続5回以上記載)は2枚追加

2月株主優待

優待内容(優待割引券)優待獲得株数
2枚 :2,000円相当100株以上
3枚 :3,000円相当500株以上
5枚:5,000円相当1,000株以上
25枚:25,000円相当10,000株以上
※合計1,000円(税込)以上の現金による買物につき1枚利用可(特別提供品は対象外、他の値引き券との併用不可)
※100株以上を1年以上継続保有(株主名簿に連続3回以上記載)の株主には1枚追加

ビックカメラの株主優待利回り

ビックカメラの2021年1月29日の株価(終値)は533円なので、
株主優待利回りを計算すると、以下のようになります。

(100株・1年未満保有の場合)
投資金額:100株×1,130円=11万3000円
優待品:優待割引券3000円分
優待利回り=3000円÷11万3000円×100=2.65%

(500株・1年未満保有の場合)
投資金額:500株×1,130円=56万5000円
優待品:優待割引券5000円分
優待利回り=5000円÷51万5000円×100=0.97%

まとめ

(100株・1年未満保有の場合)
トータル利回りは
1.33%+2.65%=3.98%

株主優待を合わせた利回りは4%以下でエディオンやヤマダ電機に比べると見劣りしています。
優待券はヤマダ電機よりも制限が無いため利用しやすので
自宅の近くにビックカメラがある場合は保有を考慮してみては如何でしょうか。


株式投資は、さまざまなリスクを正しく認識したうえで、自分自身の判断と責任に基づいて行なわなければなりません。投資は「自己責任」の原則です。